環境学博士として安政東海・南海地震津波を対象とする古津波研究を中心に携わっておられる先生は、鶴ヶ城をはじめとする国内の城と西洋の城の構造的特徴の違いや、地形の変化が歴史的な事象にどう影響したか等について資料を交えて詳しくご説明され、
「1つの分野だけでなく複数の分野について横断して研究する事で分かる事も多い。それに、1つの分野について研究した内容が他の分野の研究と繋がる事がある。」と、複眼的な考察を行う事の重要性を述べられました。“会津北嶺の皆さんの学びは、幅広いものであって欲しい” 「学問はつながっている ~歴史と地理を例として~」というテーマでご講演頂きました。
卒業後に大学進学を志望している特別進学コースの生徒の皆さんにとって、一足早く大学の高度な講義を経験できたのは勿論の事、物事を様々な視点から捉える事の大切さを学ぶ事ができた大変意義深い講演でした。鳴橋先生、本当に有難うございました。東京大学大学院の博士課程を修了された鳴橋先生の思いが特別進学コースの皆さんに届いたようです。
会津北嶺高校では毎年、独自で一流の講師をお招きして、講演を拝聴させていただいています。
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